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運営コストの見積もり

1182 文字·3 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

コミュニティを始めるとき、私は運営コストを見積もったことがありませんでした。

やりたい気持ちがある時期に始めるので、そのときの稼働が基準になります。 毎日チャットを見て、企画を考えて、反応がない投稿に自分で反応する。 最初の一ヶ月はそれができます。

三ヶ月目に本業が忙しくなって、二日ほど見ない日が続きました。 戻ったとき、場は静かになっていました。 私が動かしていた分だけ、動きが止まっていました。

数字ではなく予定として書き出す
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いまは始める前に、三つを予定として書き出しています。

  • 毎週必ず行う作業:これをやらないと場が止まる、という最小限
  • それができない週に、どこまで自走するか:手を入れない週の状態
  • 交代、縮小、終了のときに、誰へ何を伝えるか:畳み方

一つ目を書くと、たいてい多すぎることに気づきます。 学生時代の私が書き出したら、毎週の企画立案、全員への進捗確認、記事のレビュー、告知の作成が並んだはずです。 これを毎週やる前提で人を集めていました。

二つ目が、いちばん抜けやすい項目でした。

忙しい週に何を止めるか
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「忙しくても回る仕組みを作る」という言い方を、私は長く使っていました。

この言い方だと、忙しい週にも同じ体験を提供する方向へ設計が進みます。 自動化を足し、テンプレートを増やし、事前に作り置きをする。 どれも作業量を増やす方向です。

いま先に決めているのは、止めてよい部分のほうです。

今週は企画を出さない、と決めておけば、企画が出ない週があっても場は壊れません。 決めていない場合、企画が出ない週は運営が機能していない週になります。 起きていることは同じで、事前に決めてあるかどうかだけが違います。

部屋を増やすと場は薄まる
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チャット中心の場では、部屋の数が運営コストに直結しました。

用途ごとに部屋を分けると整理されて見えます。 実際に起きるのは、一つあたりの発言が薄まることです。 開いてみて未読がない部屋が並ぶと、その場を開く優先順位が下がります。

目安にしているのは、いつ開いてもどの部屋にもだいたい未読がある状態です。 その状態を保てる数まで部屋を減らします。 人数が増えてから足すほうが、先に用意しておくより失敗しませんでした。

オーナーが消えると場も止まる
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頑張らない設計を考えていると、自分が出ない方向へ寄りたくなります。

ただ、オーナーがチャットに現れなくなった場は、私が見てきた範囲では例外なく衰退しました。 顔を出すことと、頑張ることは別でした。

いま私が取っているのは、自分が毎日その場を開く理由を先に作る形です。 自分の売上通知や開発の記録をその場に流していて、確認のために毎日開きます。 参加者と話すために開いているのではないので、話す気力がない日でも開きます。

運営コストを下げる方法として効いたのは、稼働を減らす工夫ではなく、自分が元から見る場所に参加者を招くことでした。