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個人用のDiscordに人を招く

1441 文字·3 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

いま運営しているDiscordは、もともと自分専用のサーバーでした。

作った目的は、コミュニティを持つことではありません。 自分が毎日確認したいものを一箇所に集めるためでした。

売上の通知が届きます。 新規登録の通知が届きます。 開発の状況をそのまま流していて、思いついたアイデアもここに書きます。 自動で作っている動画のログも流れてきます。

私はこの場所を、誰に招かれなくても毎日開きます。 そのあとで、ユーザーを招きました。

場そのものを価値にしない
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順番を逆にしたことがあります。

コミュニティを作って、そこに価値を持たせようとする形です。 この形だと、参加者が受け取るものを運営が用意し続けることになります。 用意が止まった月に、参加している理由も止まります。

いまは、コミュニティを既存のプロダクトへの追加分として置いています。 参加者が払っているのはツールの利用料で、この場はそれに付いてくるものです。

こうすると、場が静かな週があっても、こちらの気持ちが楽でした。 提供している中心はツールのほうなので、場の盛り上がりが評価そのものにはなりません。

参加条件は、そのツールの有料プランに入っていることです。 月680円のプランを契約している人だけが入れます。

ルールは少なく、肯定形で
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ルールは一つから三つまでにしています。

多いほうが秩序が保たれるように見えますが、実際には別のことが起きました。 守る項目が増えると、参加者は「そこまでして居たい場か」を考え始めます。 無償や少額の場では、その天秤はすぐ傾きます。

逆に、ルールがなさすぎる場も薄くなりました。 何を目指しているのか分からない状態だと、熱量が散ります。 人数の割に盛り上がっていない感じが、参加者から見えるようになります。

学生の頃にWebメディアを運営していたときは、「月に一本以上書く人を優遇する」と言い続けていました。 毎月の全体会で、記事数と閲覧数を出して表彰していました。 大学教授と作った任意の研究室では、ルールは「木曜の定例に出る」だけでした。

どちらも回っていたので、ルールの数そのものが答えではありません。 決め手は、場の規模と温度、そして自分がその年にかけられる熱量でした。 そこに合わない強さのルールを置くと、こちらが先に守れなくなります。

特別扱いすることを言葉にする
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人が残る理由として、私が実感しているのは特別扱いされた感覚です。

これは、こっそり優遇することではありません。 どういう行いをした人を特別扱いするのかを、こちらから言葉にして示すことです。

言葉にしておくと、参加者は何をすればこの場で価値があるとされるのかが分かります。 貢献した人を全員の前で認めるのも、褒めるためというより、この場ではどんな行動が価値になるのかを共有するためにやっています。

称賛を、モチベーションを上げる道具ではなく、場の規範を伝える手段として使うようになったのが、以前との違いです。

開発の入口としても使う
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この場には、もう一つの役割があります。

参加者から要望や不満が出ると、それを見て開発の判断をします。 反応が多いものは実際に作って、メンバーに先に試してもらいます。 公開するときは、その人たちに安く使える形を用意します。

参加者は、早く触れる権利と、意見が反映される経験を受け取ります。 私は、作る前に需要を確かめられます。

ここで一人に刺さったツールは、外に出しても届く相手がいる、という見立てで動いています。 この見立てが正しいかどうかは、まだ検証の途中です。