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募集文に書くことと書かないこと

1028 文字·3 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

「地域を面白くする」「仲間と成長する」という言葉は、人を集めます。

集まった人がそれぞれ違う未来を想像していることには、しばらく気づきません。 言葉が広いほど、参加者は自分に都合のよい形でその言葉を埋めます。 埋め方が食い違っていることが分かるのは、たいてい最初の企画が終わったあとです。

三つを先に書く
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いま募集文を書くときは、魅力を考える前に三つを決めています。

  • この場で繰り返す活動:週や月の単位で必ず起きること
  • 提供しないこと:ここでは扱わないと決めたもの
  • 参加者に委ねること:運営が用意せず、各自が持ち込む部分

たとえば「月に一度、互いの制作物を読み、感想を返す場」と書くとします。 これなら、収益化の方法も、仕事の紹介も、毎日の交流も約束していません。 参加を検討する人は、自分が受け取るものを読んだ時点で判断できます。

満足を小さく見積もるためにこうしているのではありません。 あとから説明なしに約束を変えずに済むようにするためです。

提供しないことを書く効用
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三つのうち、書き忘れやすいのは二つ目でした。

提供しないことを書くと、集まる人数は減ります。 その代わり、入ってきた人に対して「それはここでは扱っていません」と言えるようになります。

書いていない場合、同じことを言うと後出しになります。 運営としては最初からそのつもりだったとしても、参加者にとっては条件が変わったのと同じです。

私がWebメディアで「もっと書いて」と言い始めたとき、募集文には投稿の頻度が書いてありませんでした。 書いていれば、負担そのものは変わらなくても、言えたはずでした。

委ねる部分をはっきりさせる
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三つ目は、運営の負担に直接効きます。

参加者が持ち込む部分を決めていないと、場で起きることのすべてを運営が用意する形になります。 話題も、企画も、盛り上がりも運営が出す場は、運営の稼働がそのまま場の活気になります。

委ねると決めた部分については、質が揃わないことを受け入れます。 そのかわり、運営が用意しなかった週にも場が動きます。

広い言葉に戻りたくなるとき
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人が集まらない時期に入ると、募集文を広げたくなります。

もっと多くの人に当てはまる書き方にすれば、母数が増えると考えるからです。 実際に母数は増えます。 増えた人の期待は、以前より散らばっています。

私はこの誘惑に二回負けて、二回とも同じ場所に戻りました。 いまは、人が集まらない時期に募集文を触らないことにしています。 触るのは、繰り返す活動のほうです。