ここまでの段を、ひと続きに並べておきます。
| 段 | やること | ここで出てくる問い |
|---|---|---|
| 1 | 入力と出力だけの小問題を20問から30問 | 繰り返したい、場合で分けたい |
| 2 | JSONと値の持ち方。二通りで書いて比べる | 複数をどう持つか、どう取り出すか |
| 3 | ロジックを外から呼べる形にする。画面なし | 呼ぶ側と呼ばれる側は何が違うのか |
| 4 | 素のHTMLから呼ぶ。CSSは書かない | なぜ向こう側でやる必要があるのか |
| 5 | 再起動で消える。保存する。形を一度作り直す | どこに置けば残るのか |
| 6 | 誰のデータかを手で扱う | なぜ隠す必要があるのか |
| 7 | フレームワークとAIに任せる | 何を肩代わりされているのか |
期間は二ヶ月から三ヶ月ほどを見ています。 各段の区切りは、動いたかどうかではなく、なぜそうしたかを自分の言葉で言えるかどうかに置いています。
向いている人#
いちばん合うのは、一度挫折した人だと思っています。
すでに「なぜ自分はあのとき分からなかったのか」を抱えているので、第1段の地味な時間に耐える理由があります。 私自身、二年空けてから戻ったときにこの理由を持っていました。
AI にコードを書かせているものの、出てきたものを評価できずにいる人にも当てはまります。 第2段で作る比べる力が、そのまま提案を判断する足場になります。
発注する側やディレクションする側の人も同じです。 自分で作れるようになりたいというより、相手に詰められるようになりたい、という動機のほうが近いはずです。
向いていない人#
合わない相手も書いておきます。
作りながら覚えるほうが速い人には、この順番は遠回りです。 そういう人は、先に動くものを作って、詰まったところを都度調べるほうが早く進みます。 私はそれができませんでした。
早く見た目のあるものを出したい人にも向きません。 第4段まで、画面には何も出ません。 三週間から四週間、地味な時間が続きます。
就職までの距離を短くしたい人にも勧めません。 人に見せられる成果物が出てくるのが、かなり後ろになります。
合わないことは欠陥ではない#
この順番は、私一人の記録から作ったものです。
スクールと Progate で二度止まり、paiza と卒論と一台のサーバーで進んだ、という経路しか材料がありません。 同じ形で試した人の数を持っていないので、どのくらい一般に当てはまるのかは分かりません。
なので、合わない人がいることは想定の範囲です。 それでも順番をこの形で固定しているのは、途中で薄めると、私が二年間つまずいた原因のほうが消えてしまうからです。
第1段と第2段を短くすれば、たしかに始めやすくなります。 そのぶん、第3段から先で立てられる問いが減ります。
残っている疑問#
いま自分でも確かめきれていないことがあります。
第2段の地味な時間を、練習問題だけで抜けられるかどうかです。 私の場合は卒論という、自分が本当に必要としていた作業がありました。 そこがなかったら、同じところで止まっていた可能性は残っています。