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行動できない理由を、次の一手に変える考え方

·1683 文字·4 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

厳しいフィードバックを受けた直後は、しばらく何もしたくなくなる。 私も、続けたいと思っていた発信について、やめたほうがよいと受け取れるほど端的な意見をもらったことがある。 落ち込んだあと、数日たつと不思議に手が動いた。

見返したい気持ちがあったのだと思う。 ただ、その感情だけで走り続けられるわけではない。 感情は行動の火種にはなるが、日々の作業を支える設計にはならないからだ。

そこで私は、悔しさ、不安、言い訳を消そうとする代わりに、次の一手を見つける材料として扱うようになった。 感情を燃料にし続けるのではなく、行動を始めるための情報へ変える。

行動できない理由を次の一手に変える考え方の画像

感情が動いたとき、結論を急がない
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否定されたと感じたときは、すぐに大きな目標を掲げたくなる。 「もっと結果を出す」「一気に形にする」と決めれば、気持ちは少し整う。 しかし、そのままでは何をすればよいのかが残る。

私が発信へのフィードバックを受けたときも、最初に戻ってきたのは「もっと本気で取り組みたい」という感情だった。 そこで終わらせず、継続を妨げていることを書き出した。 題材を決める時間、公開前に迷う時間、反応を気にして止まる時間。 気合いが足りないという一語にまとめていた問題は、別々の作業だった。

感情が強い日は、問題を一度に解決できるように見える。 実際には、勢いが落ちたあとも続けられる最小の行動を決めるほうが役に立つ。

言い訳は、条件の一覧として読む
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「時間がない」「お金がない」「経験者に相談できない」「自信がない」。 やりたいことを考えたとき、できない理由は次々に出てくる。 以前の私は、こうした言葉を自分の弱さだと扱っていた。

けれど、言い訳には不足している条件がそのまま入っている。 時間がないなら、まとまった時間が必要な設計になっている。 相談相手がいないなら、経験を確かめる入口がない。 自信がないなら、失敗しても傷が小さい試し方を持てていない。

この読み替えをすると、言い訳は止まる理由ではなくなる。 何を整えれば動き出せるかを示す一覧になる。

ただし、「すべての言い訳を解消すれば必ず進む」とは限らない。 書き出してもなお避けたいと感じるなら、その目標は今の自分が引き受けるべきものではない可能性もある。 条件の整理は、無理に進むためだけでなく、やらない判断をするためにも使える。

理由を行動へ変える手順
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私は、できない理由を見つけたら、次の順番で扱う。

  1. やりたいことを、結果が分かる一文にする。
  2. できない理由を、遠慮せず列挙する。
  3. それぞれについて、今週中に試せる最小の対応を置く。

たとえば「海外で働く経験者に相談できない」と書いたなら、答えを急いで探さない。 相談したい内容を三つに絞り、経験者が集まりそうな場を一つ探す。 連絡先を十人集めるのではなく、一人へ送る文面を作る。

「仕事にやる気が出ない」も同じである。 やる気を直接つくる方法を探すより、何が苦しいのかを分ける。 裁量がないのか、評価が見えないのか、仕事の目的に納得できないのか。 理由が違えば、相談すべき相手も、提案する内容も変わる。

一つの言い訳に、一つの行動を対応させる。 その対応ができるかどうかで、次に考えるべきことが見えてくる。

悔しさを他人への攻撃にしない
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見返したい気持ちは、行動を始めるきっかけになる。 一方で、相手を負かすことだけを目標にすると、相手の反応がなくなった時点で力が抜ける。 批判を受けた経験は、自分が改善したい課題を見つける場として使うほうが長く残る。

私の場合は、発信を続けたいという気持ちを、個人開発の実装や公開の仕方を見直す作業へ戻した。 評価への反応を、そのまま成果の基準にしなかった。 自分で確認できる行動を決めたことで、感情が静かになった後も作業を続けやすくなった。

感情が動いた日は、無理に冷静にならなくてよい。 ただ、その日のうちに約束を増やしすぎない。 悔しさや不安を一つ書き出し、それが示している条件を確かめ、明日の小さな行動に変える。

行動できない理由は、なくさなくてもよい。 理由を見て、次の一手を選べるようになれば、感情は少しずつ自分の側で使える材料になる。

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