
学生のころ、東南アジアで働くことに憧れていました。 ただ、最初からベトナムに決めていたわけではありません。
大学のプログラムで海外へ行き、ベトナムで長期インターンをしたあと、タイ、マレーシア、フィリピンにも短く滞在しました。 旅先として好きな国と、働きながら暮らせる国は同じではないと感じたからです。
最終的に私がベトナムを選んだのは、成長の速さだけではありません。 生活費、働く機会、日本との距離を、自分の条件に置き換えて考えられたからでした。
旅行の感想ではなく生活の予算を置く#
学生だった私は、宿泊費と食費を含めて月5万円ほどで過ごせるかを試していました。 短期滞在の予算は就職後の生活費と同じではありません。 それでも、家賃、移動、食事にどのくらいのお金と時間がかかるかを、現地で一度経験しておく意味はありました。
ベトナムでは、仕事のある都市で暮らしながらも、生活の選択肢を持てる感覚がありました。 これは国の優劣ではなく、当時の私が求めていた働き方と支出のバランスに合っていたということです。
仕事は国名ではなく、最初の役割で選ぶ#
海外就職を考えると、国の魅力が先に立ちます。 しかし就職後の毎日は、国よりも所属する会社、最初の役割、誰と働くかに影響されます。
私の場合は、ベトナムで日系IT企業の仕事を見つけ、開発と顧客の間に立つ仕事を経験できる見通しがありました。 海外に住むことだけが目的なら、働き始めたあとに何を積み上げるかが曖昧なままだったと思います。
候補国を比べるときは、求人の数だけでなく、最初の一年で得られる経験を書き出しておきたいです。 使う言語、任される範囲、相談できる相手、転職後に説明できる実績を並べると、憧れだけでは選べない条件が見えてきます。
日本との距離を生活の条件として考える#
海外で暮らすと、帰国の頻度だけでなく、家族の予定、緊急時の移動、時差、オンラインで連絡できる時間が生活に入り込みます。 私は東京まで夜行バスで5〜6時間かけて帰っていた学生時代の感覚もあり、飛行機で数時間という距離を現実的に感じられました。
この感覚は人によって違います。 年に一度帰れればよい人もいれば、家族の事情で短い移動時間を優先したい人もいます。 国を決める前に、自分は何時間までなら急な移動を受け入れられるかを考えるほうが、後から迷いにくくなります。
ベトナムを選んだ理由は一つではありません。 現地の雰囲気が好きだったこと、働く機会が見えたこと、生活費を想像できたこと、日本との距離を受け入れられたことが重なりました。
海外転職では、求人票の条件だけでなく、医療、住居、日本に残す契約まで確認する必要があります。 比較の項目は、海外転職は、求人票より先に生活インフラまで調べる にまとめています。
英語も全くできず、話すことさえ億劫だったんですが、ベトナムでは「話せて当たり前でしょ」感がなく、お互い英語頑張ろうね、感のあるコミュニケーションが本当にありがたいです。
おかげさまで、最近では仕事でベトナム人のエンジニアの方と口頭で少しだけ自信を持って話すことができるようになってきました ( 認識が合うかは別 w )
まぁそんな感じです。
ぜひベトナムで20代・30代を過ごしてみてはいかがでしょうか




