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サブスクの財布の紐に関する考察

·2293 文字·5 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。
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今回は考察回です

サブスクリプションサービスのユーザーの紐について
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さっそくですが、

  • noteでのメンバーシップに課金をするとき
  • Googleフォトの保存枠やiCloudの容量アップに支払うとき
  • YouTube music や apple music へ支払うとき

このときの気持ちって同じでしょうか、違うと思います

そう、同じサブスクリプションでも心の中の支払いに対する許容感は違うはずだということ、でも心のどこかでサブスク枠という予算枠があり、その中にはある。

今日はこの件について深めていきます。

サブスクの「予算枠」とポジション設計
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みなさんは月々いくらまでならサブスクにお金を払えると思いますか? 多くのユーザーは無意識のうちに「サブスク全体での予算枠」を持っています。 たとえば私自身、必須枠としてiCloudやChatGPTには迷わず支払います。 これらはインフラ的で代替が効かないからです。 そのうえで「余裕があれば使いたい」と考えるのが、Kindle Unlimitedやnoteメンバーシップといったオプション枠になります。

つまり人は「まず必須サブスクで予算を確保し、残りをオプションに振り分ける」という順番で支払いを決めているのです。 ここを理解できるかどうかが、サービス設計の肝かと思います。

必須枠は狙えない、だからオプション枠で戦う
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必須枠はすでに強力なサービスで埋め尽くされ、新参が入り込むのはほぼ不可能です。 だからこそ、私たちが狙うのはオプション枠。 趣味や学習、自己投資といった「余裕があれば払う」領域には、まだまだ参入余地があります。

ただしオプション枠も一枚岩ではありません。 ユーザーは自然と「学習枠」「エンタメ枠」「自己投資枠」といった細分化をしています。 そして、その中で「継続してここから得たい」と思えるサービスだけが、毎月の指定席を得られるのです。

自分でポジションを定義する
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だから重要なのは、その“指定席”を自分で定義して見せることです。

「note運営の戦略はこの人から」 「分析ならこのサービス」 「毎月の刺激はこのメンバーシップ」

こうした役割を提示することで、「ここは他に代えがたい」と思わせられます。 これは価格や機能を超えた「ポジション設計」の力です。

実体験:私の予算配分と枠組み
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たとえば私自身のnote関連のサブスク体験をお話しします。

  • ノウハウ枠では、瀬戸内note研究所さん、林さん、シンプリストはやしさんの3つを試しました。その中で今後も継続しそうなのはシンプリストはやしさんです。正直、この枠に今から私が参入しても勝ち目はないと感じています。
  • エンタメ枠では、堀元さんと無職教。私は無職教を継続すると思います。もともとエンタメ枠なんて自分の中には存在していなかったのですが、Xで無職さんが楽しそうにしているのを見て「この楽しさに参加したい」と自然に開かれた枠でした。
  • 人生に役立ちそう枠では、金沢容さんのコンテンツを選びました。

元々、私のnoteに割く予算は月1000円まで、衝動買いしても最大1500円でした。 もし稼いでいない層をターゲットにするなら、このあたりがリアルな上限だと思います。 いまは多少インターネット収益があるので、全体の予算は2500〜3000円程度に上がりましたが、それでも「どこに滑り込むか」が非常にシビアなのです。

note boosterの位置づけ
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この学びを踏まえて、私はnote boosterを次のように設計しています。

  • Basicプラン(600円) → 「noteを楽しく続けたい人」のための娯楽・継続系サブスク
  • Proプラン(980〜1500円を想定) → 「noteで稼いでいて分析効率化を求める人」のための業務系サブスク

ここでは単に価格を決めるのではなく、「ユーザーがどこと比較するか」を前提に決めています。 600円なら娯楽サブスクとの比較、980〜1500円なら業務ツールとの比較。 つまり「仕方ないけど払おう」と思えるラインは、比較対象ごとに変わるのです。

以前、ユーザーの方から言われたことなんですが、「iCloudやGoogle Driveと比べると高いと感じる」とフィードバックいただいたことがあり、そことくらべられてしまうとなんとも言えないな… と思いつつ、世の中の大半の意見はそこなのかもしれない、と判断し、初期ユーザーは480円で提供してみましたが、クーポンありで600円、なしで680円にした現在も安定的にユーザーさんは増えています。

こればかりは難しい問題だと思いますが、その方に言われたこととしては、「長く使いたいので、継続的に何ヶ月も使うことを考えると500円が限度」という意見をいただきました。

つまり、LTV ( ユーザーが解約するまでに払う総額 ) を長くしたいならば、500円は1つの閾値で、そこから上げるとなるとどうなるのかは、今後試してみないとわからないところではあります。

まとめ
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  • ユーザーの中には「必須枠」と「オプション枠」がある
  • 必須枠は奪えない、狙うべきはオプション枠
  • オプション枠はさらに細分化されており、ポジションを自分で定義する必要がある
  • 実体験からも、枠は「外部の刺激」で新たに開かれることがある
  • 価格設計は単独ではなく「どこと比較されるか」で決まる

結局のところ、 「ユーザーの頭の中に、あなた専用の予算枠を作れるか」 がすべてです。 露出を増やすことや信用を積み重ねることは、その枠を新しく開かせるきっかけになる。 私自身、無職教に入ったのはまさにその実感からでした。

だからこそ私たちも、「どういうポジションを提示し、その枠を生み出せるか」を常に意識する必要があるのだと思います。

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