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個人プロダクトのアイデアは「手札」を増やすと生まれる

·1411 文字·3 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

作りたいプロダクトが思いつかないとき、発想力が足りないように感じます。 私も、よいアイデアをひねり出そうとして手が止まることがありました。

ただ、実際に作れたものを振り返ると、何もないところから思いついたわけではありません。 以前に試したサービスやAPIの組み合わせが、別の課題とつながっていました。

個人開発のアイデアは、頭の中にある 手札 の数で変わります。

手札とは何か
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ここでいう手札は、習得したプログラミング言語の数だけではありません。

  • 文章や画像を生成できるAIツール
  • データを受け渡せるAPI
  • 複数のサービスをつなぐ自動化ツール
  • 決済、認証、通知を提供するSaaS
  • RSSやWebhookのような既存の仕組み

細かな実装方法まで覚えていなくても、「何ができるか」を知っていれば候補になります。 課題に出会ったとき、使えそうな手札を思い出せるからです。

組み合わせでアイデアが生まれる
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以前、noteの記事を自動でSNSへ投稿する仕組みを考えました。 一つのサービスだけで実現したわけではありません。

RSSで新しい記事を知り、自動化ツールで処理を始め、生成AIで投稿文を作り、予約投稿サービスへ渡します。 それぞれの役割を知っていたため、「この四つをつなげば動く」と考えられました。

新しいアイデアに見えても、部品の多くはすでに存在します。 発想は、見たことのある部品を別の順番で並べるところから生まれることがあります。

完璧に理解してから使わない
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APIの仕様書は、初めて読むと難しく見えます。 すべて理解してから手札に加えようとすると、試せる数が増えません。

最初は、次のことだけを確認します。

  • 何を入力すると、何が返るか
  • 無料でどこまで試せるか
  • 他のサービスとつなぐ方法があるか
  • 利用者のデータや権限をどこまで預けるか

小さなサンプルを動かせれば、その道具の輪郭がわかります。 実際のプロダクトで使うと決めた段階で、制限、料金、セキュリティを詳しく確認します。

試すことと、採用することは別です。 この二つを分けると、手札を増やしやすくなります。

道具だけでは題材にならない
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新しいツールをたくさん知っても、それだけで使われるプロダクトにはなりません。 手札は解決方法を増やしますが、解く課題までは決めてくれないからです。

技術から考え始めると、「このAPIを使った何か」を作ることが目的になりがちです。 私は先に生活や仕事の不便を見つけ、そのあとで手札を広げるようにしています。

課題が先にあれば、必要のない道具を無理につなげずに済みます。 手札が先にあれば、課題を見つけたときに試作まで進めます。

両方がそろったところで、アイデアが形になります。

手札を増やす小さな習慣
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毎週、新しい技術を本格的に学ぶ必要はありません。 私は、気になったサービスに触れ、公開されている例を一つ動かすところから始めます。

使わなかった道具も無駄にはなりません。 数か月後、別の課題に出会ったときに思い出すことがあります。

アイデアが出ないとき、無理に企画書を埋めるより、未知の道具を一つ試す方法があります。 ただし、試したあとには日常へ戻り、どの不便とつながるかを見ます。

手札を増やす目的は、流行の技術を追い続けることではありません。 課題に出会ったとき、「これは作れない」で終わらず、試せる組み合わせを持っておくことです。

課題の見つけ方は、個人開発の題材を、身近な課題から選ぶための観察でまとめています。

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