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消えていたのは書く欲ではなく、書くまでの通り道でした

·2296 文字·5 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

2025年、私はnoteに400本の記事を書きました。 メンバーシップを始め、note向けの分析ツールもリリースした年です。 短い記事も含めての数ですが、それでも1年で400本でした。 苦手だったTwitterも、無理をしながら続けていました。 結局は苦しくなって、あまり投稿できないまま終わりましたが。

2026年に入ってから、私は一本もnoteを書いていませんし、つぶやいてもいません。

燃え尽きたんだね、で片付くならそれでよかったはずです。 ただ、そのわりに悶々とした日々が続きました。

燃え尽きたのなら、悶々とはしないはずでした
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他のビジネスの種を考えたり、個人開発のアイデアを並べたり、Reddit を眺めたりしながら、自分はなにがしたいんだろう、と思っていました。

書きたくないのであれば、書かない自分にそのまま納得できるはずです。 納得できていないということは、書く欲のほうは残っているのではないか。

最近になって、自分には「学んだことや記録を残したい、それを誰かに伝えたい」という欲求があると気づきました。 欲求は消えていませんでした。 消えていたのは、その欲求が記事の形になるまでの通り道のほうでした。

創作ではなく、記事の設定に時間を取られていました
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noteで記事を書くとき、AIにサポートしてもらうにしても、まず自分で書きます。 そこまではいいのですが、noteへ反映する段になると作業が増えます。 装飾は結局自分でやり、タグを付け、非公開にしたい記事があれば1本ずつクリックする。 記事のジャンルのくくりやカテゴリーを整理して、読者が読み進められる構成へ改善しようとすると、管理画面を何時間もクリックし続けることになります。

創作に集中したいのに、時間を取られていたのは創作ではなく記事の設定でした。 いま振り返ると、そこで気が滅入っていったのだと思います。

もう一つ、Xを使うことへの抵抗も、投稿の文面を考えるのがつらいからではありませんでした。 投稿文を作り、投稿して、予約投稿を積む。 そうやって外に出した思考を、あとから使い直せない。 一回きりで流れていくものに時間を使う感覚が、抵抗の正体でした。

「発信するならnoteとX」を外してみました
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私は長いあいだ、発信とはnoteかXかYouTubeのことだ、と思考をロックしていました。

そのロックを外して、8年ぶりくらいに自分のブログをやってみることにしました。 noteの記事を全件エクスポートし、YouTubeの動画も文字起こしから要約して、過去のすべてのアウトプットを一つの個人ブログにまとめました。 そのうえで、記事の体裁を整えるのも、タグを付けるのも、他の記事と紐づけて回遊率を上げるのも、まとめ記事やサムネイルを作るのも、AIに任せました。 自分がやるのは「原液」を作ることだけにしました。

そうすると、どんどん記事が書けるんです。 ひと晩で4記事も出せてしまいました。

一度の思考を、二度以上使えるようにしました
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再利用できない問題のほうは、ObsidianCodex をつないで解きました。 Codexと会話した内容や思考はすべてObsidianのVaultへ保存・整理してもらい、記事の執筆とアップロード作業もCodexに任せて、その記録もObsidianへ残します。 やり方は このYouTube動画 を参考にしました。

こうすると、1回のアウトプットが再利用可能になります。 まず思考の原液を書く。 それが自動で記事になる。 その一部を引用してTwitterに投稿する。 やることはそれだけです。

自分の記事とタイムラインの話題から、自分の意見を勝手につぶやいてくれるAgentを作れば、自分らしさを保ったままTwitter運用ができるかもしれません。 そこはまだ作っていないので、できるはず、というところまでです。

個人ドメインの時代が来る気がしています
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これは私の予想ですが、今後は個人ドメインの時代が来ると考えています。

理由は、Google Search Console で個人のSNSと紐づけられるようになったからです。 「誰が言ったか」がより重視される方向へ進むはずで、そのときnoteではSearch ConsoleもGoogle Analyticsも設定できません。 創作をするなら個人ブログ、販売するならnote。 世間一般のユーザーがクレジットカードを登録する心理的ハードルを考えると、Stripeよりnoteのほうが売れると思うので、そういう棲み分けになりそうです。

note booster というnote分析ツールを開発した自分がこれを言うのも滑稽ですが、note分析をしたくなった理由も、自分の記事を継続的に改善したいからでした。 ただ、私の改善速度に、noteはクリエイター向けのUXで応えてはくれませんでした。 それだけのことだと思っています。

「それって本当ですか」と聞いてみる
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ここから得た教訓は、思考ロックを疑ってみる、ということです。

AをするためにはBをしなければならない。 発信をするためにはnoteをしなければいけない、Twitterを頑張らなければいけない。 そう思って苦しくなっているときは、自分に「え、それって本当ですか」と聞いてみるといいかもしれません。 私の場合、Bだと思い込んでいたものを外したら、Aのほうは残っていました。

note boosterはいろいろな分析ができて便利なので、よければ使ってみてください。 そして、noteからの離脱を検討している方には、このブログの発信が参考になる部分があるかと思います。

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