メインコンテンツへスキップ

Google CloudのPCAを受けた理由

·969 文字·2 分
mota
著者
mota
AI開発、個人開発、ベトナムでの仕事と暮らしについて書いています。

資格を取る動機は、たいてい後付けできれいになります。 私の場合、Google Cloudの「Professional Cloud Architect」(PCA)を受けた最初のきっかけは、受験料が無料になるバウチャーが手元にあったことでした。

今は終了したGoogle Developer ProgramのPremiumプランに加入していて、その特典で試験が一回無料になりました。 加えて、勤務先にはクラウドの上位資格を持っているとベースアップの対象になる資格補助の制度があります。 受けない理由が見当たらない状態だったので、申し込みました。

提案する側なのに、下の層を知らなかった
#

とはいえ、バウチャーだけで230分の試験を受ける気にはなりません。

普段の業務で顧客のプロダクトに生成AIを組み込むとき、特に希望やこだわりがなければ、私はVertex AIを使う案を出しています。 顧客側の請求管理コストを考えると、既存のクラウド契約に寄せられるほうが運用が楽になるからです。 LLMのUX検証も、基本的にGemini APIで回しています。

つまり、Google Cloudを提案する側に立っていました。 それなら全体像を押さえておこうという理由で、試験勉強を始めました。

学習して見つかった穴
#

学習を進めてすぐ、VM(仮想マシン)やVPCに関する基礎知識が自分にまったくないと気づきました。

サブネットをどう切るのか、内部通信と外部公開の境界をどこに置くのか、可用性のためにリージョンとゾーンをどう分けるのか。 マネージドサービスのAPIを叩く仕事だけをしていると、この層は誰かが用意してくれた前提として素通りできてしまいます。

結果として、GCPの試験勉強のつもりで始めた学習が、インフラ全般の抜けを埋める時間になりました。 アーキテクチャの設計でトレードオフを問われる試験なので、サービス名を覚えるだけでは答えが選べません。 可用性、セキュリティ、コストのどれを優先する場面なのかを読む練習が、そのまま提案の材料になりました。

受験して合格するまでの記録は、GCP Professional Cloud Architectに合格しましたに書いています。

きっかけがバウチャーと資格補助だったことは、今も変わりません。 それでも、自分が毎日使っているクラウドの下の層を知らないままだったと気づけたので、動機の軽さのわりに得たものは大きかったです。

関連記事